父親上京

こんにちは西尾です。

先日、久しぶりに故郷の神戸から、父親が上京してきました。88歳です。母親は10数年前に亡くなってしまったので、一人での上京です。

毎年何度かは帰省をしますので、顔は合わせるのですが、上京は数年ぶりです。

実家は自営業なので、最近まで仕事をしてきていました。ただ、最近、耐震化による店の立ち退きがあり、長く続けてきた店を移転する事となりました。

兄が自営を継いでいるので、店自体は継承されるのですが、父親にとっては、何十年も商売をしてきた場所が無くなるというのは、相当にショックが大きいようです。

同じ時期に、また事故にもあったという事で気持ちがダウンしていて、覇気が無くなってしまっていました。出不精にもなっていたので、今回は気分転換と足を動かすという事で、上京をさせました。

東京には、101歳になる元気な父親のいとこがいますので、折角なので、お互い若い時を思い出すために、会いにも行きました。父親にとっては一回り以上年の離れた方が、健在であるという事が刺激になると思ったからです。

どちらも健全な頭という訳にはいきませんが、お互いに昔話で盛り上がっていました。ついでに年配の方が刺激を受けてまたチャレンジするという趣旨の「九十歳。　何がめでたい　https://movies.shochiku.co.jp/90-medetai/」という映画も一緒にみて、父親に少しの元気を与える事が出来ました。若者が絶対見ない、映画です・・

上京の時に、実家にあった写真をもってきました。この写真から45年。人生の中でどれくらい父親と時間を過ごした事でしょうか。

あとどれくらい一緒に話が出来るでしょうか。少しでも長生きしてくれたら。と思いながら、好き勝手にしてきて、迷惑をかけてきたことを反省するのでありました。